2012.10.06

あるキング (伊坂 幸太郎著 徳間文庫)

あるキング (徳間文庫)あるキング (徳間文庫)
(2012/08/03)
伊坂 幸太郎

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野球をするために生まれてきたと疑わない両親の元に誕生した人間の

天才であるゆえに孤独で
天才であるための苦悩

を、描いた一人の男の物語

主人公、王求(おうく)
野球の天才は、決められた人生であるかのように超人的な才能を身につけていきます。

親がそう育ててしまったのか、心を持たない機械人間のような彼、
最後まで彼の胸の内が読めなかった・・・

モヤモヤ感が残るも王に君臨する者の淋しさを代弁しているかのようなお話でした。

東卿ジャイアンツや仙醍キングスなるプロ野球球団
(黒ずくめの女や親だと想像がつく)シェイクスピアの「マクベス」に登場する三人の魔女
遊び心が感じられ面白いんだけど、随所に恐怖を感じるんですね。そうそう、「本当は恐ろしいグリム童話」を想像させるような恐さをね。


「マクベス」での有名なセリフ

「Fair is foul」 きれいはきたない

ここでは野球用語が含まれる「フェアはファウル」

フェアはファウル、ファウルはフェア
人生というものはそんなにくっきりした一線では表すことなんてできないってこと。



バッドを持った孤独な王様・・・
逃げ出すことも投げ出すこともできない王の宿命の行く末は

伊坂さんの物語って
SFじゃないのに不思議なストーリーが多いですよね。
私は好きですが・・・


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